讃岐はこの夏の移籍期間で新加入選手アレックス(写真右)を加え、チーム内のブラジル人選手が3人になった。
そんな中、チームの主力格であるエブソン(写真左)と、Jリーグでの実績、経験豊富なアレックスを差し置いて、そのトライアングルの中心でバランスを取っているのは今季まだリーグ戦での出場がないアラン(写真中央)のようだ。
実は讃岐にはポルトガル語の通訳がいない。日本でのプレーが4年目のエブソンの日本語は少しずつ上達しているものの、そのコミュニケーション力はまだ不完全。アレックスは日本でのプレーが長いために日本語での日常的なコミュニケーションは可能だが、公式の場では通訳が必要。それに対して高校時代から日本でプレーしているアランの日本語はほぼネイティブ。その生真面目な性格も相まって、“日本人より日本人”との評判も高い。そんなアランは通訳不在のチームにあってチームメートとの重要な橋渡し役としても尽力。2日の実戦形式の練習では、その3人が同時に同チームでプレーする場面があり、チーム内の連係を円滑にするべく「(3人の中で)僕が責任を持ってやらないと」と“声”でも奮闘していた。
また、ブラジル人選手が3人になったことで「練習後、よく3人で昼メシに行ってサッカー以外のこともいろいろ話したりする」とこれまで以上にオフもリラックス。そういったポジティブな空気が「ピッチで結果につながれば良いかな」と人懐っこい笑顔を見せていた。
(讃岐担当 松本隆志)
2017/08/03 07:01