24日、C大阪はMF清原翔平が徳島へ期限付き移籍することを発表した。移籍期間は2017年7月26日~2018年1月31 日まで。
24日の練習後、取材に応じた清原は、移籍を決断した理由について、「試合に出られていない、チームの力になれていない現状で、自分自身の力不足を感じる中、何かを変えないといけないと思ったときに、新しいチャレンジをしようと思いました。今年、J1でここまで戦ってきた中で、自分に何か足りないと感じていたし、またJ1で戦いたいからこそ、決断をしました」と話した。
ツエーゲン金沢からC大阪へ加入した昨季は、シーズン後半にレギュラーをつかむと、J1昇格プレーオフ決勝では、決勝点。チームをJ1へ引き上げる原動力にもなった。そして迎えた、自身初のJ1となった今季。「リーグ戦もカップ戦も調子が良い中で、自分も波に乗りたいと思っていたけど、それができずに悔しさもありました。チームが調子良いことはうれしいし、誇らしい気持ちもあったんですけど、その一方で、自分自身は結果を出せず、出場機会がない中で悔しい思いもしていました」と、ここまでの半年間を振り返る。
C大阪のサポーターに対しては、「いきなりのことで、サポーターの皆さんも驚いていると思いますけど、いろんなことが起こる世界なので(笑)」と話し、「自分の中でも二転、三転しましたし、残る選択肢もあった中で、一歩踏み出すことにしました。これまで、応援していただいたことに感謝しています」とメッセージを残した。
「(徳島は)スペイン人の監督の下、ボールを大切にする良いサッカーをしていると思います。調子も良いので、厳しいレギュラー争いはあると思うけど、そこでまた良い競争をして、チームの中に入って、J1昇格のために力を出せればいいなと思います」と新天地での抱負について話す清原。早速、26日から徳島の練習に合流し、J1自動昇格へ向けて突き進むチームの力になる。
(C大阪担当 小田尚史)
2017/07/24 20:13