24日、C大阪はMF丸岡満が長崎へ期限付き移籍することを発表した。移籍期間は17年7月27日から18年1月31 日までとなっている。
24日の練習後、取材に応じた丸岡は、移籍を決断した理由について、「ドイツから日本に帰ってきて、この1年半、苦しい時期もあった。今季の序盤は試合にも出られていたけど、いまは出ることができていない。その中で、いま自分に何が必要かと考えたときに、外に出て、環境を変えて、試合に出るために、新たな勝負をしようと思った」と話した。
長崎側からは、「ぜひ長崎に来て、チームをJ1に上げる原動力になってほしい。J1に上がるためには、もっともっとパワーが必要。フレッシュなパワーが欲しいと強く願っている」という話をもらったそうで、「自分を強く必要としてくれていることを感じたし、試合に出ていない自分にそういう話をくれて、とても感謝している。セレッソ側も、『行ってこい』と送り出してくれた。たくさんの方々が動いてくれた中での移籍なので、一から、新たな気持ちで頑張りたい」と新天地での抱負を述べた。
今回の移籍にあたっては、いくつか移籍先の候補があった中で、「いろいろな人と話をして、自分に合うと思ったクラブとして、長崎への移籍を決めた」と話す。「いろいろな人」の中には、「自分のことを心配してくれている」という香川真司(ドルトムント)もいたという。
長崎と言えば、16年にC大阪から完全移籍した永井龍(現・名古屋)が、J2リーグ戦で41試合出場17得点を挙げる活躍を見せてブレイクするなど、C大阪とも縁のあるクラブ。「また成長した姿を見せることができるように、長崎で頑張ってきます」と話す丸岡。長崎にとって悲願のJ1昇格を達成する原動力となるべく、新たなチャレンジを始める。
写真:小田尚史
(C大阪担当 小田尚史)
2017/07/24 20:56