神戸の田中順也が6月30日、第17節・川崎F戦に向けて気合いを入れた。
今節出場すれば自身にとってJ1通算150試合出場の節目となるが、「点を取りたい」とゴールへの強い気持ちに言及。J1のキャリアで奪った得点はここまで『38』だが、「4試合に1ゴールでは少ない」とゴール数に納得していないようだ。
田中順は「良いFWは1試合に1得点。試合数と得点数が一緒なのは、いま世界を見ればメッシとかクリロナ(クリスティアーノ・ロナウド)しかいないけど、数字だけを見ればそういう考え方もできる」とFWとしての矜持をのぞかせ、高い理想を掲げながらプレーを続けている。
試合では強引な形でも持ち味の左足を振り抜くことの多い田中順。「それはやっていかないといけない」と“打つ”ことの大切さを強調する。その上で、「自分の点の取り方を味方に示していかないといけないし、得点を取ることで味方に分かってもらえるようにしたい。そこに本気で取り組みたいですね」とも述べ、ゴールと真摯に向き合う自身の姿勢を語っていた。
(神戸担当 小野慶太)
2017/06/30 20:01