6月28日に行われたルヴァンカップ・プレーオフステージ第1戦。C大阪は敵地で札幌に2-0で勝利した。J1第16節・仙台戦から先発11人を総入れ替えして臨んだ一戦での勝利に、「刺激になった」と30日の練習後に話したのは水沼宏太。
「僕もルヴァンカップには出たから、リーグ戦に出続けている選手より(ルヴァンカップに出る選手の)気持ちは分かっているつもり。どれだけ懸ける思いを持って戦っているのかが伝わってきたし、次はリーグに出る選手たちが、どういう思いを持ってやるかが大切」と続ける。
J1リーグの前半戦ラストとなる今節のFC東京戦。C大阪は勝てば首位浮上の可能性もある。「前半戦の最後ということは関係なく、勝ち切ることだけを考えてプレーする。いまはルヴァンカップも含めてチーム全体に勝ち癖が付いてきていると思うので、次も勝つためのプレー、勝つために何をしないといけないかを整理して試合に臨みたい」と真っすぐ前を見つめて話した水沼。
FC東京は昨季1年間を過ごした古巣でもある。そのあたりの心境を尋ねると、「1年だったけど、濃いシーズンを仲間と送れた。楽しい思いも悔しい思いも経験した。悔しい思いのほうが大きかったかな。そういう意味では『勝ちたい』『結果を残したい』という気持ちはあるけど、気負わず、普段どおり、チームのために戦うことが大事」と平常心を強調。「いまはセレッソの一員だし、セレッソが勝つために自分がやるべきことを考えてプレーする」と引き締まった表情で引き上げた。
(C大阪担当 小田尚史)
2017/06/30 20:07