25日のJ2第20節・熊本戦で、山口のDF宮城雅史がボランチで出場。慣れないポジションながらも存在感を見せ、リーグ戦11試合ぶりの勝利に貢献した。
山口ではこれまでCBで起用されてきた宮城。「ボランチは、大学2年のとき以来だと思う。ポジションのところに名前がローマ字で書かれていて『Miyuki(三幸)』の間違いかと思った(笑)」と驚きがあったようだが、新鮮さを感じながら練習に励んだという。
試合では中盤の底で“つぶし屋”として体を張り、相手FWのグスタボと幾度もマッチアップ。ボールを奪って反撃の起点となるプレーも見せた。同じく中盤でプレーするMF三幸秀稔は「僕や小野瀬選手、岸田選手が思い切って前に行けたのは、あそこで(宮城が)カバーをしてくれたからこそ。やりやすかったし、うまくチームを回してもらえた」と振り返り、宮城の仕事ぶりを称える。
宮城は「試合前から緊張感よりもワクワク感が大きかった。次はどこをやるか分からないけど、反省すべきところはしっかり反省して次につなげたい」と気持ちを引き締める。
(山口担当 田辺久豊)
2017/06/28 15:38