10日、仙台は練習試合を2試合実施し、いわきFC(福島県社会人リーグ1部)とは45分×2本、仙台大とは45分×1本のゲームを行った。
「自分たちにいまできることを、グループとして整理し、どのタイミングでやれるか見極めること」(渡邉晋監督)をテーマの一つに掲げたこの試合では、相手に前線からプレッシャーを掛けられた場合の回避方法や攻撃の組み立てなどで収穫が多く、「良いシミュレーションになった」と監督は評価した。
いわきFC戦の1本目では相手に先制を許すも、ボールを支配して押し込み、西村拓真の2ゴールで逆転。2本目ではクリスラン、大岩一貴、野沢拓也がゴールし、2本合計5-1で終えた。
仙台大戦では攻撃のビルドアップをさまざまな配置で試み、クリスラン、野沢、途中出場の茂木駿佑がゴール。3-0という結果に終わった。
いわきFC戦で2ゴール1アシストと好調さをうかがわせた西村は、「何度もチャレンジできたのは良かったけど、決め切れないところも多かったので、次の機会につなげたい」と自身を評価。最も手ごたえを得たのはゴールよりも、素早いターンからクリスランにスルーパスを出したアシストの場面だという。「相手と味方の位置の変化を感じられた」と振り返り、今後に向けて良い連係のイメージを持てたようだ。
(仙台担当 板垣晴朗)
2017/06/10 19:02