山口が次節で対戦するのは京都。MF佐藤健太郎(写真中央)にとっては古巣戦となる。佐藤はJ2第3節からボランチとして先発出場を続け、距離感やバランスに気を配りながら落ち着きのあるプレーで中盤を支えている。
得失点シーンこそ感情を表に出すが、基本的には平常心を保つことを心掛けており、「感情の起伏が激しいときはいろいろなところに自分のアンテナが向いていて、それは僕にとって好ましくない。自分やチーム、目の前のプレーに集中するのが一番」と話す。
古巣との対戦についても「在籍したチームにはほかのチームとは違う思い入れが自然に出るけど、1試合の重みは変わらない。個人的なことは置いておき、サッカーに集中できれば」と冷静に話す。京都については、「京都で1年間プレーしたからいまここにいられると思うし、いまがあるのは京都のおかげ」と感謝の言葉を聞かせてくれた。
山口は現在3連敗中で、20位まで順位を下げている。佐藤は「良いプレーはこれまでにもあったが、結果が出ないとフォーカスされない。何とか勝って良い意味で注目されれば。京都のサポーターの皆さんに僕が頑張っている姿を見てもらえるし、山口というチームの良さや、良い選手がたくさんいることを知ってもらえるような試合を見せたい」と意気込む。
(山口担当 田辺久豊)
2017/05/11 18:18