鳥栖の田川亨介がU-20W杯に臨むU-20日本代表に選出された。
今回の選出を受け、チームが滞在する神戸市内のホテルで会見を行った田川。選出に関して「クラブで試合に出て、得点したところや代表合宿に参加してそこで持ち味を出せたところを評価してもらえたのかなと思います。代表合宿では自分としては全然、納得できなかったし、『大丈夫かな?』って不安だったところもあった。選出してもらって良かった」と心境を語った。
J1第6節・新潟戦でプロ初得点を挙げると4月のU-20日本代表候補合宿にも参加。昨年のアジア予選(AFC・U-19選手権)には参加していなかったが、今年に入ってからの猛アピールで見事に切符をつかみ取った形だ。代表合宿後は出場時間が減少したが、強気な姿勢は変わらなかった。「選ばれる自信は7、8割くらいあった。自信を持っていないとダメだと言われていたし、そこは自信を持っていました」と堂々と言い切ったあたりは田川のキャラクターをよく表している。
チームと合わせる時間が少なかったが、田川は「自分のプレースタイルはシンプルだし、分かりやすいと思うので連係は大丈夫」と自信を見せる。「裏にボールを出してくれれば自分がゴールまで持っていくという印象をみんなに持ってもらって、安心してボールを出してもらえるように、信頼してもらえるようにやっていきたい。この大会でどんどんアピールしていけば東京五輪にもつながっていくと思うし、この大会に全力で臨みたい」と田川は抱負を語った。
裏への抜け出しが持ち味のストライカーがどん欲にゴール、そして、世界制覇を目指す。
(鳥栖担当 杉山文宣)
2017/05/02 18:18