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　30日（日）に行われる明治安田J1第9節、札幌は敵地・ヤマハスタジアムで磐田と対戦する。

　今季の磐田の注目点といえば、やはり横浜FMから新加入の背番号10・中村俊輔だが、黄金の左足を持つ男との対戦を楽しみに待つ一人が韓国人GKク・ソンユンだ。ク・ソンユンは昨季末にJ1昇格を決めた直後から、「J1にはものすごいFKを蹴る選手がたくさんいるから、そうした選手と対戦できるのがものすごく楽しみ」と発しており、なかでも中村との対戦をより熱望していた。

「僕が小学生のころから中村選手は当然、韓国でも有名なスター選手だった。試合で対戦できるだけでもうれしい」とク・ソンユンの気持ちは高ぶっている。「日本代表の試合でもそうだけど、欧州CLなどでもものすごいFKを決めていた。あのフリーキッカーと対戦できるなんて、本当に光栄なこと。もちろん、ものすごく脅威ではありますけど」と言葉を重ねる。

　前節の浦和戦は2-3のスコアで敗れはしたものの、このク・ソンユンの好セーブがあったおかげで接戦へと持ち込むことができた。その能力がJ1でも通用することをしっかり証明してみせた。そうして迎えるビッグネームとの対戦だけに、封じればさらなる自信になるはず。「今季はまだアウェイで勝てていないので、アウェイでの勝利になんとしても貢献したい」と若き守護神は高いモチベーションでヤマハスタジアムに乗り込む。