
5月2日にU-20W杯(5月17日~6月12日@韓国)に参加する日本代表メンバーが発表される。AFC・U-19選手権での無失点優勝に貢献した冨安のメンバー入りは確実と周囲は見ているが、本人は発表を前に「不安しかない」と意外な答え。理由は3月に行われたドイツ遠征で自身のパフォーマンスが低調に終わったからだという。
そんな冨安について語る井原正巳監督の言葉の中に興味深いものがあったので紹介する。「若い選手の中にはチヤホヤされると天狗になる者もいるが、トミ(冨安)は違う。常に謙虚で成長への努力を惜しまない人間。温かく見守ってはほしいが、地味だけど注目してほしい選手なのでメディアの方にはどんどん取り上げてほしい」。
「CBでプレーするときのトミの良さは準備が早いこと」
二つ目の言葉を補足すると、状況を見極めた上で下す判断が的確な上に早いからこそできる“先回りのプレー”とでも言えようか。ただ、難しいプレーも先回りしているがために何の変哲もないプレーに見えてしまうことがある。このあたり、かつて名CBとして名を馳せた井原監督ならではの視点か。『分かる人にしか分からないすごさがある』。こんなふうに持ち上げても、きっと冨安の鼻はピクリともしない。
写真:島田徹
(福岡担当 島田徹)
2017/04/27 18:59