長崎の飯尾竜太朗が背番号3の先輩について語った。
今節、松本との対決を控える長崎だが、飯尾にとっては昨季まで4シーズンを過ごした古巣との初対戦となる。古巣戦について「松本のサポーターのみなさんには本当に感謝しているし、育ててもらったという感覚がある。恩返しというか成長している姿を見せられるようにピッチで躍動できたら」と胸中を明かしている。
また、長崎では背番号3を背負い、右サイドでプレーしており、その点は松本の田中隼磨を想起させる。背番号3を選んだ理由に田中の存在があったのかを尋ねてみると「どうでしょう(笑)」と笑顔ではぐらかしたが、「松本にいるときにずっと目の前にいて越えないといけない壁だった。(ポジションを奪えなくて)悔しい時間もあったけど、人間としてもサッカー選手としても尊敬できる人。意識しなくても勝手にお手本になる人、意識せざるを得ない存在」と背番号3の先輩の存在をそう語ってくれた。
ともに右サイドでのプレーが濃厚なだけに、直接マッチアップする機会は多くないだろう。しかし、松本のサポーターにとっても長崎で欠かせない戦力として活躍を見せるもう一人の背番号3の存在は気になるところではないだろうか。どちらのチームにとっても背番号3の出来は勝敗に大きな影響を及ぼすはずだ。
写真:杉山文宣
(長崎担当 杉山文宣)
2017/04/05 20:38