J1第4節・鳥栖戦で負傷し、左ハムストリング筋損傷で全治3週間と診断されたDF山下達也だが、「思ったよりも早く」(山下)今週から全体練習に合流。今節の鹿島戦に向けても「出られる」(山下)状態だと話す。
一方で、その鳥栖戦と、山下が欠場した前節・横浜FM戦では、プロ2年目のDF木本恭生が山下の代役にとどまらない印象的な活躍を見せた。それだけに、メンバーを選ぶ立場のユン・ジョンファン監督も「すごく悩ましい」とうれしい悲鳴を上げる。
ポジションを競う形となった両者。木本の台頭について山下は「勢いがあるし、出たら点を取りそうな雰囲気もある。でも、(木本に限らず)CB全員がライバルだと思っているので、自分自身としては、今までどおり、練習からアピールを続けていきたい」と話す。
一方の木本も、「山下さんはずっとレギュラーを張ってきた選手。守備の部分では(山下のほうが)安定感はあると思う。もちろん(山下から)ポジションを奪う気持ちでやらないといけないけど、守備の強さはもっと出していかないといけない」と謙虚に話す。
層の厚みがグッと増し、チームにとっては喜ばしいCB陣の激しい競争。試合当日、先発に名を連ねているのは果たしてどちらか?
(C大阪担当 小田尚史)
2017/04/05 20:57