23日、仙台は負傷者を除く全選手とスタッフで、宮城県北部の南三陸町で東日本大震災の復興支援活動を行った。まずは志津川中学校、志津川高校、歌津中学校の三カ所に分かれて、子供たちに向けたサッカー教室を実施し、その後にはサイン会も開いた。
その後、南三陸町の再建のために設立されたプレハブ仮設商店街「さんさん商店街」へ。同町の経済活性化の一助として、昼食やお土産の買い物をしたほか、こちらでもファンサービスを実施。島川俊郎とマスコット・ベガッ太くんはピアノ演奏を披露した。
東日本大震災による南三陸町の死者・行方不明者は789名。人口約15000人の1/3にあたる5784人が今も仮設住宅に暮らす。同商店街からすぐ近くには、津波の爪痕が今なお生々しい場所が広がっている。
「週末に公式戦がない今のタイミングに、全員で来ることができて良かった。これからも続けていきます」と、手倉森誠監督は話していた。
(仙台担当 板垣晴朗)
2013/03/25 11:31