
今節・鹿島戦に向けて、大宮は守備に軸足を置いた調整を続けている。開幕4連敗、計7失点。強豪の鹿島をホームに迎えるという状況の中、どのような形でも勝ち点を奪い取るという意識の下、選手起用にも守備を第一に考えた傾向が反映されそうだ。
その象徴とも言えるのが、MF横谷繁とMF金澤慎で構成される中盤センターの人選だろう。特に金澤は今季初先発となることが濃厚。声で前線のファーストディフェンスを整理し、自らつぶしにいくことも、周囲にできたスペースのカバーリングもできるベテランの存在は、これまでの4試合と決定的に違う部分である。
「何としても勝ち点を取れるように、どんな内容であってもそこ(勝ち点)を求めてチームとしてやっていきたいと思う。やっぱりここ最近は失点が続いているので、無失点を意識していく。今週はかなり守備のトレーニングをやってきたし、もう一回しっかりとした守備から攻撃というところを再確認した。まずはしっかりと守備から入っていきたい」
そう語る金澤が強調するのは、セカンドボールの争いで後手に回らないこと。「中盤の4人とディフェンスラインが連係してセカンドボールを拾って、前につないでいくことができれば、自然と自分たちのペースになって、リズムもできてくる」。前節・甲府戦ではセカンドボールの奪い合いで、ことごとく甲府の後塵を拝していただけに、周囲との連動も含めての改善に期待が懸かる。
過去にも苦しいチームを何度も救ってきた金澤。徹底して守備から入る試合運びを体現し、チームに今季初勝利をもたらしたい。
(大宮担当 片村光博)
2017/03/31 10:00