リーグ開幕戦の町田戦(1〇0)で決勝ゴールを奪い、抜群の存在感を見せつけた千葉の町田也真人が恩師との対決を心待ちにしている。
3日後に控えるホーム開幕戦で迎え撃つ山形の木山隆之監督とは、プロのキャリアをスタートさせた12年に指導を受けた間柄。「木山さんには鍛えてもらい、何とか認めてもらいたくて必死にやっていた。本当に(プロ)1年目の監督が木山さんで良かったと思っている」。数百本ものクロスを上げ続けた居残り練習や、全体練習のない午後の若手だけでの練習に付き合ってもらったことへの感謝の気持ちを言葉の端々ににじませる。
その一方でプロ1年目のリーグ戦は途中出場のみの7試合に終わり、「本当に育てようとしてくれていて、それが伝わってきた。1年間で監督に使ってもらうところまでいけなかったのは申し訳ないし、悔しい1年だった」とも。
ただ、今季から10番を背負い、自身の置かれる立場は5年前とはまったく違う。「山形戦では攻撃をスタートさせたり、ゴール前に入っていくところだったり、自分ができるプレーをして勝ちたい」。恩師の目の前のピッチ上で成長した姿を見せることで感謝の思いを伝えていく。
(千葉担当 大林洋平)
2017/03/01 18:11