群馬県出身の徳島MF岩尾憲。J2第41節が行われる12日には、出場すれば3度目となる正田醤油スタジアム群馬での一戦を控える。
アウェイでの群馬との対戦は一昨季の湘南、昨季の水戸所属時に続いて3度目。「毎年、友達や恩師に見に来てもらえる場所。いつも自分で思っているプレーをやりつつ、そういう人たちに見られて恥ずかしくないプレーをしたいという気持ちがある」と心境を話す。
ところで、群馬県館林市出身の岩尾だが、過去の経歴を見ると小学生時代には前橋市のチーム(図南SC)でプレーしている。その理由を尋ねてみると「地元のチームでは、小学5年くらいになったころに結構みんなやめてしまって、試合ができなくなってしまった。それで紹介してもらった前橋市のチームへ行くことになった」。小学6年時に1年間所属したそうだが、「練習帰りは父親が仕事帰りに迎えに来てくれたけど、行くときは電車で1時間半くらいかけて一人で通っていた」と聞いて驚いた。
小学6年の岩尾少年が一人で通った1時間半。その道のりが、いまのサッカー人生へとつながっている。
(徳島担当 柏原敏)
2016/11/09 17:42