J2リーグも残り2試合となり、山口は12日にホーム最終戦(山形戦)に臨む。J2昇格1年目を戦うチームを引っ張ってきたMF庄司悦大は、「J3のとき(去年)から通用すると思っていったけど、こんなにできるとは思っていなかった」と、想像以上の手ごたえをつかんだ1年だったことを話した。パス本数、パス成功率など多くのデータでリーグ上位にランクしている庄司は、上野展裕監督の下で築いてきたサッカーをピッチ上で体現してきた選手。4月には月間MVPを受賞し、シーズン序盤の躍進の立役者でもあった。
一方、後半戦のチームの失速を止めることができなかった反省も募る。アウェイでの連戦となった第39節・東京V戦(2△2)と第40節・群馬戦(0●2)は「勝ちたくて前に行き過ぎていた」と振り返り、「自分の良いところは前に行くことではなくて前に出すパス」と自分の長所を見つめ直してホーム最終戦へ備えている。
(山口担当 寺田弘幸)
2016/11/09 18:27