J2優勝の可能性も視野に入ってきた清水にとって、過密日程(リーグ戦、天皇杯合わせて15日間で5試合)が大きな悩みどころとなっている。
そこで小林伸二監督が決断したのはターンオーバーだった。8日は主力組の大半を休ませて、練習に参加したのは18人ちょうど。このメンバーが、そっくりそのまま9日の天皇杯・G大阪戦のため大阪に向かうという、まさに総力戦になる。
この事態にも指揮官は、「積極的にやれる相手なので、怖がらずにやれば良い。(開始)15分は相手が攻めてくると思うので、丁寧につながないで、裏に蹴ってゲームを崩せば、何が起こるか分からない」と勝利へのプランを持っている。
そして、さらにターンオーバーが清水にも有利に働くと説く。「リスタートの攻撃に関しては、相手も自分たちの特徴を分かっていないと思うので、それが大きなポイントになる」。
これまでリーグ戦の出場に恵まれなかった選手たちだが、G大阪を驚かせるプレーでJ1相手に一泡吹かせたい。
(清水担当 田中芳樹)
2016/11/08 18:52