J2第40節・岡山戦(2○1)で6試合ぶりの勝利を挙げた水戸。0-0で迎えた54分、左サイドから中に切り込んだFW山村佑樹が右足を振り抜いて放ったブレ球シュートはGKの逆を突き、ゴール右隅に吸い込まれていった。ブレ球シュートを得意とする山村の真骨頂とも言えるゴールに「やっと試合で決めることができた。これからもっと積極的に打っていける自信にはなった」と笑顔を見せた。
6試合ぶりの勝利に大きく貢献した山村だが、力強いプレーの原動力となったのが「試合に出ていない選手たちの思いを無駄にしたくない」という思いであった。今季メンバー外になることが多かっただけに「メンバー外の選手の気持ちを僕が一番よく分かっている。だから、試合に出たときには試合に出ていない選手たちに勇気を与えられるようなプレーをしたいと思っている」と語る山村。その思いを乗せた見事なゴールが、チーム全体に刺激を与えたことは間違いない。
(水戸担当 佐藤拓也)
2016/11/07 11:15