12年の途中から5シーズン、川崎Fで指揮を取った風間八宏監督の今季限りでの退任を受け、本日、その後任として鬼木達ヘッドコーチの昇格が発表される見込みだ。
庄子春男強化部長は“風間スタイルの継承”が可能な監督を探しており、風間監督の退任を発表した日の囲み取材では、内部からの昇格の可能性も示唆していた。その中で白羽の矢が立ったのが、鬼木コーチ。10年よりトップチームでコーチを務め、風間監督の元でも指導を続けてきただけに、鬼木コーチの昇格が最適という判断に至った。
風間監督といえば、その独特な言葉や手法による指導が特徴的だったが、それをそのまま“継承”することは間違いなく困難なタスク。“止める、蹴る、外す”という技術の部分を徹底して突き詰めつつ、独自のエッセンスを加えて攻撃サッカーを進化させることに期待したい。
(川崎F担当 竹中玲央奈)
2016/11/07 07:05