13日、W杯アジア最終予選を戦う日本代表と韓国代表に招集されていたMF山口蛍とGKキム・ジンヒョンがそろってC大阪の全体練習に合流した。この日行われた紅白戦では、山口は2本目の途中まで、キム・ジンヒョンはすべてこなした。
11日に行われたアウェイの豪州戦でフル出場した山口は中1日で疲労も心配されたが、「本人も『大丈夫です』ということだった。逆にこっちがセーブしないといけないくらい。鉄人だね(笑)」と大熊監督が目を細めたほどのタフさを見せた。
代表選手二人の復帰で緊張感が増したこの日の紅白戦。2本目の途中には、失点後の味方のプレーに対して杉本健勇が熱くなる場面もあったが、「おとなしい選手が多いので、ああやって気持ちを表に出して表現するのは良いこと。逆効果なことさえ言っていなければ、何も問題はない」と大熊監督は話した。直近のリーグ戦2試合では、短時間で連続失点を続けているだけに、杉本が活を入れた格好だ。
また、この日の紅白戦後には、全体のシュート練習に混じって、右足関節じん帯損傷の手術からリハビリ中の柿谷曜一朗が強めのシュートを打つ場面も見られた。「順調だけど、大切に」(大熊監督)。10月中旬に再検査したあと、11月上旬の実戦復帰を目指す。
(C大阪担当 小田尚史)
2016/10/13 19:37