8日のJ2第35節で、J1昇格プレーオフを争う6位・京都との直接対決に敗れ、千葉は崖っぷちの状況に追い込まれた。京都との勝ち点差も11ポイント。16日に行われる2位・松本戦との第36節は是が非でも、勝利を収める必要が出てきた。
そんな中で京都戦は首痛で欠場を余儀なくされてたMF町田也真人が、12日のトレーニングから全体練習に完全合流。前節はピッチに立つことが叶わなかったが、「(敗北によって)自分たちで可能性を消してしまった。あとはやるしかない。残り7試合を可能性ある限りやるしかないし、勝ち続けるしか方法はない」と出場への意欲を示した。
そんな町田だが、前節を外から見ていて気付いたことも多くあったと話す。特に気持ちの部分では感じることがあったとのこと。「戦う気持ちを見せる日本代表の原口(元気)選手みたいなことをしたい。いまは(菅嶋)弘希がやってくれているけど、自分の入ったときもそれはやりたいと思う」と、11日のロシアW杯アジア最終予選の豪州戦で1得点を挙げた原口のように、気持ちを前面に押し出した熱いプレーを見せることを誓った。
「気持ちを見せる人は強いと思うし、みんなも頼りにすると思うので、そういう選手になりたい」と町田。苦境に立たされたチームを救うべく、誰よりも強い思いを見せる覚悟で松本戦のピッチに立つ。
(千葉担当 松尾祐希)
2016/10/12 17:29