前節・川崎F戦のあと、3日間のオフをとっていた神戸は5日、代表戦によるJリーグ中断期間中のトレーニングを開始した。練習初日ながら早くもハーフコートで11対11の紅白戦を行うなど精力的に汗を流したこの日は、本来は主力を担う渡邉千真と藤田直之がBチームに入ってプレー。中断期間明けの初戦、22日の2nd第15節・仙台戦は、この二人が累積警告により出場停止となるためだ。
練習後に藤田は、「チームのために、という気持ちがある。仙台の選手の動きを求められればもちろんするし、チームが勝ってほしいと思っている。自分ができることを精一杯やりたい。紅白戦をやって(Aチームの)敵として感じることもあるし、若い選手にも気付いたことを話したい」と、この中断期間をチーム力をさらに高める機会にしたい気持ちを語った。
前節・川崎F戦ではレアンドロと2トップを組み、チームの2nd・2位浮上に貢献した渡邉は、「レアンドロのことをずっと見ていたし、二人で崩したり、カウンターもできた」と納得の表情。その上で、「(松下)佳貴も慣れないポジションで出てやれていたし、いろいろな選手が出てチーム力を上げている。それも好調の要因だと思う」と、リーグ戦ここ7試合で6勝1分のチーム状態を分析した。
短いオフながらもリフレッシュできたと話す選手たちは、モチベーションも新たにトレーニングを再開させている。
(神戸担当 小野慶太)
2016/10/06 09:15