前節、名古屋に敗れ(0●5)、新潟が勝利したことで1年でのJ2降格が決まった福岡。新潟の試合が1時間遅れでのキックオフだったため、選手たちは瑞穂陸上競技場で出発を待つバスの中でその報を知った。空港に移動後、井原正巳監督から「残り3試合、気持ちのあるヤツを使う」という話があったという。これを受けて邦本宜裕は「残り3試合、意地でも勝つ。自分はそういうふうに思っている」と気持ちを切り替え、奮い立たせていた。
また、金森健志も「降格は決まってしまったけど、自分たちはプロとして最後まで戦い抜かないといけない。今年はサポーターにとってストレスの溜まるような試合ばかりになってしまっている。残り3試合、しっかり勝って勝利の喜びを分かち合えるようにしたい」と残り3試合中、2試合残されているホーム戦での勝利に意欲を見せていた。
主将の城後寿も「降格は決まってしまったけど、まだ順位は変えられる」と井原監督の言葉と同じフレーズで必死に前を向いた。3連休を挟み、降格決定後、初めての練習を行った5日はフィジカルトレーニングを中心に1時間半ほど練習を実施。「みんな、切り替えはできていると思う」と金森が話したように福岡がリスタートを切った。
写真:杉山文宣
(福岡担当 杉山文宣)
2016/10/05 20:10