オランダ1部・ヘーレンフェーンの小林祐希は5日、古巣である磐田のJ1残留を願った。
春先から磐田で多くの試合をこなし、渡蘭後もポジションを確保している。そのため、このままだと「年内だけで40試合くらい出ることになる」(小林)。それもあってクラブから「1週間休んでほしいと言われた」という。リフレッシュもかねて5日朝、日本に帰国し、当日エコパスタジアムで行われた、磐田vsU-19日本代表の練習試合に訪れた。
磐田は現在、J1で残留争いを繰り広げている。直近のホーム2試合は1分1敗と勝利を挙げることができなかった。年間勝点では13位をキープしているが、安心はまったくできない状況。そんな古巣に対して、小林はこう話す。
「うまくいきそうなところまでは来ていると思う。『うまくいかない』と思っていてはいけない。俺がオランダに行って思ったのは、ミスをしても誰も気にしていないということ」
また、磐田時代には若手を食事に連れて行くなど、良き兄貴分としての顔もあった小林。後輩たちに向けては「俺がオランダで試合に出ている情報とか、勝っている情報を見て『自分も頑張ろう』と奮起してくれれば。それでジュビロが残留して、来年良い順位にいければ」とエールを送った。
今季途中までサックスブルーの攻撃を操ったレフティーの言葉を胸に、磐田はJ1残留へ邁進する。
(磐田担当 青木務)
2016/10/06 09:55