岐阜のGKポープ・ウィリアムが「チームを勝たせられるGKに」との思いを強くした。
前節・千葉戦(0●2)では体調不良のGK高木義成に代わって先発のピッチに立ったホープ。好守を連発したものの、終盤の2失点で敗北を喫した。「GKが(得点を)入れられなければ負けないということを頭に置いているので、結果的に2点を取られたことは悔しい」と振り返った若き守護神の視線には、千葉のGK佐藤優也の存在があった。
今季より岐阜に加入したポープと、千葉に加入した佐藤は昨季まで在籍していた東京Vでのチームメート。攻め込まれる場面が少ない中でも的確なコーチングと対応で完封を達成した先輩GKを見て「3年間、優也くんを間近で見てきたぶん、初めて敵としてやってみて、その存在感をあらためて感じた」と語った。
今節・愛媛戦に向けた今週の練習にはGK高木も合流しており、今節の出場は監督次第となるが、千葉戦での経験が一つの刺激になったことは間違いない。GK高木、GK常澤聡と切磋琢磨を続けることはもちろん、若き守護神はすべてを血肉に変え高みを目指す。
(岐阜担当 村本裕太)
2016/09/17 13:13