前節、田中マルクス闘莉王が復帰して、19試合ぶりの勝利を挙げた名古屋。今節、その名古屋と対戦するG大阪の長谷川健太監督は「闘莉王効果」を独特の表現でこう分析した。
「こういう言い方はなんだけど、瀕死の(チーム状態の)ところに猛毒をぶちこんだわけですから。そこでピクッと反応が出てきたが、その相手がどんな感じになるのかは試合をやってみないと分からない」。1stステージで対戦した名古屋とはさまざまな意味で変化していることについて指揮官は「闘莉王を入れて反応が起きたわけだし、そのために名古屋も彼を呼んだと思う」と闘将の存在をこう警戒。
一方で、ブランクをものともせずピッチに立つ闘莉王については「(復帰)1試合目も最後までやれたのは闘莉王の持っているポテンシャルの高さ。今まで名古屋で残してきた実績や存在感がないと、ああいう形ではやれない。まあ大した選手ですね」と絶賛していた。
(G大阪担当 下薗昌記)
2016/09/14 20:12