18日に、J2第32節・千葉戦を控える山口。
千葉で生まれて千葉の下部組織で育ってきた鳥養祐矢は今節、初めてフクアリのピッチに立つ。「地元でやれるので家族や友達が見に来てくれるし、僕が下から育ってきたところを見てくれていて、楽しみにしてくれているサポーターの方もいるので、その人たちにJ2の舞台で頑張っている姿を見せたい」と、静かに意気込みを語った。
鳥養は千葉ユースからトップチームへ昇格することができずにジェフリザーブズに在籍し、トップチームでプレーすることは叶わないまま、11年にJFLのSAGAWA SHIGA FCへ移籍して千葉を離れた。そして、FC琉球を経て14年に当時JFLだった山口に加入すると、1年ずつ昇格を果たして今季、千葉と同じJ2の舞台に辿り着いている。
千葉にはもうお世話になった選手やスタッフは少なくなったが、「小学校からずっと育ててもらったクラブなのでいろんな思いがある。感謝の気持ちもあるし、そういう気持ちをプレーで表したいと思う」と語る鳥養は、思い切りピッチを駆け回るだろう。
「僕はどんどんゴール前に絡みたいタイプだし、相手の背後をどんどん狙っていきたい」と語った鳥養が、古巣を大いに苦しめるはずだ。
(山口担当 寺田弘幸)
2016/09/15 07:41