ルヴァンカップの準々決勝で広島に快勝(第2戦6○3、2戦合計7○4)し、10日に行われるJ1・2nd第11節・甲府戦に向けて始動しているG大阪。岩下敬輔や今野泰幸らも全体練習に復帰し、チームの雰囲気は上々だったが、7日の練習にはパトリックが不在だった。
「今日は午後からのアンダー(U-23チーム)の練習に参加させます」と説明したのは長谷川健太監督だ。2nd第2節の仙台戦で2得点はしたものの、低調なパフォーマンスが続く背番号29は、5日にサブ組で出場した関西学院大との練習試合でも不発。「練習試合のパフォーマンスがあまりにも良くなかったし、何かを感じてくれれば」とU-23行きの狙いを話した長谷川監督。「パト(パトリック)はパトで、またはい上がって来てほしい。厳しい言い方をするようだが、『昔の名前で出ています』では、なかなか通用しない」とパトリックの奮起に期待した。
一方、トップ組が帰宅したあとの午後、クラブハウスに現れたパトリックは「練習。ただ練習するしかない」と言葉少なげ。2014年のJリーグベストイレブンにも選ばれた選手が、いま正念場に立たされている。
(G大阪担当 下薗昌記)
2016/09/07 15:09