7月23日に慶応義塾大から千葉への来季加入内定が発表され、8月10日にはJFA・Jリーグ特別指定選手に登録されたDF溝渕雄志。流通経済大柏高時代にコーチとして指導し、現在は千葉のスカウトを務める稲垣雄也氏に「人間性は抜群」と絶賛された男は、先週まで千葉の練習に参加し、精力的なプレーを見せていた。
そんな彼には、慶応義塾大の先輩でもある日本代表FW武藤嘉紀(マインツ)と同じピッチで戦うという目標がある。海外で躍動する先輩の立ち振る舞いを大学時代から、常に目の当たりにしてきた溝渕。「よっち(武藤)は一番努力していた。学生時代から黙々と一人でやっていて、結果絵に描いたように(日本代表や海外移籍まで)登っていった。やっぱり、巡り合わせも運も彼が惹き付けたモノだし、(代表)デビュー戦でゴールが決めるような活躍ができるのは彼の力。努力を続けるところも、誰にも負けない勝負強さも本当に目標」と、武藤のことを誰よりもリスペクトしている。
「よっちと呼ぶくらい仲が良いし、良い人。よっちは面倒見が良いので、帰ってきたときには僕だけでなく関わっていた後輩を呼んでご飯に連れて行ってくれていた」というほど仲が良い二人。今度はピッチで再会を果たすためにも、プロの舞台で1年目から躍動することを誓う。
(千葉担当 松尾祐希)
2016/08/24 17:02