キム・ミンテは7月17日の明治安田J1・2nd第4節・新潟戦(2○1)朝にリオ五輪韓国代表に追加招集され、翌日にチームを離れた。約1カ月後の8月18日に仙台に復帰すると、チームにけが人が続出していたために20日の2nd第9節・大宮戦(1●2)に帯同。最終的にベンチには入らなかったものの、慌ただしい日々が続いた。
ひとまず落ち着いた24日に、あらためてリオ五輪での経験についてキム・ミンテに振り返ってもらった。「緊張することも多かったのですが、周りの選手たちと対等にプレーできたことは良かった」と、急な招集ながらグループリーグのフィジー戦(8○0)とメキシコ戦(1○0)に途中出場。フィジー戦ではアシストも記録した。準々決勝でホンジュラスに敗退したために目標とするメダル獲得はならなかったが、「いまは、あの場所で得たものを生かすことに考え方をシフトしています」と、仙台での戦いに向けて気持ちを切り替えている。
「18人のメンバーが、勝つために支え合い、対話するという良い雰囲気を実感できた」というキム・ミンテは、オーバーエイジのソン・フンミン(トッテナム)やチャン・ヒョンス(広州富力)からも大きな刺激を受けたという。「まずはいま、この仙台で頑張りたい」と、所属チームでの活躍を誓った。
(仙台担当 板垣晴朗)
2016/08/24 16:01