リオ五輪に出場した矢島慎也は17日から岡山の練習に合流し、グループリーグ敗退となったリオ五輪を「悔いが残る大会」と振り返った。
「もっと上まで行きたかった。初戦でつまずいてしまって、ミスもありましたし、悔いが残る大会になったなと思います。2年前くらいから目標にしていた大会でしたし、ピッチに立てたことは良かったですけど、自分たちで終わらせてしまった感じがするし、あのチームでもっとサッカーがしたかった。負けて悔しい気持ちは人一倍強いものがありました」。
そして、矢島は「はい上がっていきたい」と語る。
「試合後にはここからはい上がりたいという気持ちが一番強かったです。グループリーグ敗退という悔しさを感じられたのは、あそこにいる18人とバックアップで来てくれた選手たちだけで、その経験はなかなかできるものじゃない。ただ、五輪に出たから成長するわけじゃなくて、五輪に出てから自分が感じたことを、今日からどうプレーで表現していくか。意識を高く持つこととか、そういうことで五輪の経験が生きてくると思う」。
悔しさを体に刻んで岡山に戻って来た矢島は、足元を見つめながら高みを目指し、再び歩みだす。「これから先はA代表しかないわけで、そこはサッカー選手ならだれもが目指すところで自分もそこに行きたいと思っているけど、今の自分はそこに入る力はないと思っているので、これからコツコツやってはい上がっていきたい」
(岡山担当 寺田弘幸)
2016/08/18 12:33