昨季まで水戸で2年間プレーをした讃岐のFW馬場賢治にとって今節の水戸戦は思い入れのあるクラブとの古巣戦。水戸とは第15節(1△1)にホームで対戦しているが、やはり「向こう(Ksスタ)でやるほうがやっぱり特別だし、より楽しみにしている」と、かつてのホームへの思いを募らせる。
馬場はこれまで9年間のプロのキャリアで5つのクラブを渡り歩いているが、「(その都度)カテゴリーがいろいろ変わっていたので」と古巣の本拠地でプレーをするのは実は今回が初めてとなる。それゆえに「どんな感じになるのかはまだ想像できない」とし、「僕は応援の声がすごく聞こえるタイプだけど、今回はそんな余裕もないと思う」といつもは強気のメンタルを前面に出す11番も今回は珍しく緊張気味。指揮官である北野誠監督もそんな気持ちを悟ってか、「賢治に恥をかかせるわけにはいかない」と親心を見せ、必勝体制で“漢・馬場”に華を持たせることを誓った。
(讃岐担当 松本隆志)
2016/08/17 20:20