オフ明けの16日、リオ五輪開催地のブラジルから戻ったFW鈴木武蔵とMF野津田岳人が練習に合流。チームメートとともにフルメニューをこなし、汗を流した。
二人はバックアップメンバーに選ばれたが、鈴木は出発後、所属クラブの事情により出場できなくなったFW久保裕也(ヤング・ボーイズ)に代わってメンバー入り。ナイジェリア戦ではゴールも決めたが勝利はならず。グループリーグ突破はかなわなかった。「自分たちのサッカーができていたのに、なんで勝てなかったんだろうと虚しい気持ちになった。初戦でもう1点取れたらグループリーグを突破することができた。その1点を取れるFWにならないと」と振り返った。次なる目標はA代表だが「まずはチームでたくさん点を決めること。毎日の練習から頑張っていく」と、8月20日のJ1・2nd第9節・福岡戦に向けて切り替えている。
また、バックアップメンバーとしてリオ五輪日本代表を支えた野津田も「ずっと目標にしていた大会だったので、良い経験はできたが、悔しい気持ちのほうが大きい。あれを経験できて良かったと思えるように、もっともっと活躍したい」と、新潟でリスタート。「試合に飢えがある。しっかりアピールして次の試合に出たい」と意気込んでいる。
一つの夢に区切りをつけ、悔しさに燃える二人がチーム内競争を活気づける。
(新潟担当 野本桂子)
2016/08/17 10:38