リオ五輪のメンバーに選出されていた神戸のDF岩波拓也が16日、J1・2nd第9節・G大阪戦へ向けた全体練習に参加。「まず神戸で結果を残さないといけない」と話し、精力的なプレーで汗を流した。
帰国したのは前節・FC東京戦が行われた13日。「早い(飛行機の)便に乗ることができた。試合がめちゃくちゃ見たかった」と話し、チームが勝利したノエスタでのホーム戦に駆け付けた。翌日14日はオフだったが、15日、リカバリー組、オフ組と分かれる中で、早速ユニフォームに着替えてハードな練習を消化。昨季来、チームの活動に加え、五輪関連の遠征や合宿などハードスケジュールをこなす中で、休養と呼べる期間がほとんどないほど突っ走り、「ネルシーニョ監督は厳しい…」と苦笑い。それでも、練習場ではいつもの元気な姿を見ることができた。
リオ五輪では残念ながら試合出場は叶わなかった。「サッカー人生で一番悔しい時間」と実直に話す神戸の背番号5は、「一日でも早く戻って、神戸で試合に出たいと思っていた。まず神戸で結果を残さないといけない」と語気を強め、熱戦必至の阪神ダービーへ集中力を研ぎ澄ましていく。
(神戸担当 小野慶太)
2016/08/17 10:40