25日、京都はJFLの奈良クラブと練習試合を行い、3-1で京都が勝利を収めた。普段の練習試合は回復トレーニングを終えた主力組たちが引き上げた中で行われることが多いが、この試合はエスクデロ競飛王、堀米勇輝、アンドレイ、菅沼駿哉、菅野孝憲らの主力選手たちがそろって観戦した。お目当ては新加入の吉野恭平とキロス。新たなチームメートたちにも注目される中、二人の新戦力はそれぞれの持ち味を生かしたプレーを披露した。
広島から期限付き移籍で加わった吉野は、この日チームに合流したばかり。いきなりの実戦となったが、ボランチのポジションで90分間フル出場し、思い切りの良いミドルシュートを放つなど積極的なプレーを見せた。ゲーム後には、「自分がこのタイミングで京都に来るというのは、J1に昇格させるためだと思っている。京都の試合を見ていても、堀米選手やエスクデロ選手は本当にうまい。その選手たちの良さを引き出せるように、しっかりボールを拾いたい」とコメント。新しい挑戦に燃える胸のうちを明かした。
21日からチームに合流しているブラジルFWのキロスは、2本目の途中から出場し約30分間プレー。コンディションはまだ万全ではない様子だが、身長195cmの高さを生かしてヘディングシュートを放つ場面もあり、石丸清隆監督は「立っているだけでも目に入ってくる。185cmの(高橋)祐治の背が低く見える(笑)」とその圧倒的な存在感に期待を寄せている。
写真:川瀬太補
(京都担当 川瀬太補)
2016/07/25 21:08