リオ五輪に参加する浦和の遠藤航、興梠慎三が3日、ホームスタジアムである埼玉スタジアムで記者会見を行った。
主将として予想どおりの招集となった遠藤は、「必ずメダル獲得という目標を達成して帰ってきたい」と力強く目標を語った。さらに、「ロシアW杯だったり、日本サッカーがより強くなるために僕らの世代がもっとA代表に絡んでいく可能性があるということを示したい大会。ここがゴールではないけど、良い結果を残して自分のプロキャリアとしても良い通過点にしていきたい大会」と、五輪の意義について話した。
興梠は「オーバーエイジという責任感と日本代表の誇りを持って全力で戦う」とコメント。また、「1試合1点取ることは目標としている」としながらも、「自分が活躍しようとはまったく思っていない。リオの世代は後々A代表で活躍しないといけない選手たちだと思っているので、一人ひとりが100%の力を出せるようなサポートを全力でしていきたい」と、あくまで主役は23歳以下の選手たちであると主張した。
興梠自身は「年下としゃべるのが苦手」と苦笑しながらも、「オーバーエイジ3人で集まったときに『雰囲気だけは壊さないようにしよう』と話したので、そこは問題ないかなと思う」と口にしたが、興梠をはじめオーバーエイジの選手たちがチームにどう馴染んでいくかも一つのテーマになる。
その点について主将の遠藤は「実際にプレーするのが一番」と話しつつも、「ピッチ外ではU-23のグループLINEがあるので、そこにオーバーエイジ3人を入れてコミュニケーションを取りたい」と笑顔を見せていた。
浦和ではセンターラインで攻守の要としてチームをけん引する両者。8月は青いユニフォームに身を包み、リオの地でメダル獲得を目指す。
(浦和担当 菊地正典)
2016/07/03 20:25