肋骨に腫瘍が見つかり、チームを離脱していた北本久仁衛が13日、兵庫県内の病院で切除術を行った。
手術前には「オペ自体が初めてやからこわい」と大屋翼にこぼしていたという北本。
だが、第2節・岐阜戦で魅せた田代有三のパフォーマンスや、「けなしつつ励ましつつ(笑)」(大屋)届けられるチームメートからの独特のエールを受けて、手術は無事に終了した。
奥井諒は「パシらせるって言われてます(笑)。クニさん(北本)のためならパシりますよ!」と鼻息は荒く、チームメートもホッと胸をなでおろしている。
安達亮監督は「このあとどれくらいで回復するのか。トップアスリートでほぼ初めてという症例なのでわからないですけど、クニなんでね。早く帰ってくると信じてます」。
“クニなんでね”の言葉に無類の説得力をにじませながら、指揮官も安堵のコメントを寄せた。
(神戸担当 小野慶太)
2013/03/14 22:40