リーグ戦12試合負けなしと、クラブ記録を更新中の川崎F。前節の新潟戦(3◯2)は後半ロスタイムに生まれた劇的ゴールで勝利を収めた。中3日で次節乗り込むのはアウェイの磐田だが、この試合では橋本晃司(写真左)がスタートの11人に名を連ねることが濃厚だ。
前節は後半途中からの出場ながら、同点弾と逆転弾の二つに関わり、強烈なインパクトを残した。この結果が今回の抜擢につながったことは間違いない。15年に大宮から完全移籍を果たして以降、リーグ戦での初先発となる橋本は「どれだけ(この機会が来るのを)待ったか忘れた」とおどけながらも、「見ていて楽しい、やっていて楽しいサッカーができれば。連戦だけど、僕は元気なので。とにかく間で受けて円滑に前に運べるようにうまく攻撃の起点になってゲームを作り、点を取れれば良いかなと思う」と意気込んだ。
全体練習のあとには大久保嘉人とともに直接FKの練習に励んだ。「FKは蹴りたいし、決めたい。多分(大久保は)蹴らせてくれるので」と得意のセットプレーからの得点にも自信をのぞかせる。その一方で大久保は「俺が蹴りますよ。あいつはまだ早い」と笑いながらコメント。
どちらがゴール前のFKを蹴るのか。その点も含め、橋本の出場がこの一戦をおもしろくしてくれそうだ。
(川崎F担当 竹中玲央奈)
2016/07/16 18:09