6日、清水は徳島からFW長谷川悠を完全移籍で獲得したと発表した。
同日クラブハウスで会見が行われ、長谷川は、「J1昇格のために自分の力を最大限に発揮してチームに貢献できるように頑張りたい」と意気込みを語った。この移籍の決断に至ったのは、流経大柏高の2年後輩である大前元紀の影響もあったようだ。「(大前)元紀に電話をしてクラブの様子を聞いたときに、『ウチのチームは良いよ』と自信を持って答えていた。今まで自信を持って自分のクラブのことをそこまで言えたことがないので、それまで言うのであれば良いチームなのかなと思った」。
また、小林伸二監督とは山形、徳島で師弟関係を結んでおり、いわば小林サッカーの申し子とも言える。清水にすんなりと馴染み、活躍する日もそう遠くないかもしれない。
伊達倫央強化部長は、今回の獲得について、「チームとしてクロス数が多いのに、得点が奪えていないので、そこを何とかすること。加えて、ボールが収まるので周りが生きると思った」と語る。
長谷川は首脳陣の期待どおりの活躍ができるのか。残り半分となったJ2リーグ戦でJ1昇格のキーマンとなることが求められる。
(清水担当 田中芳樹)
2016/07/06 20:41