大島僚太がおよそ1カ月ぶりに川崎Fの練習場、麻生のクラブハウスに帰ってきた。U-23日本代表としてフランスで開催されたトゥーロン国際大会に参加中に自身初のA代表入りを果たした大島。そのままA代表の合宿に参加するなど、大忙しの1カ月を過ごした。残念ながらA代表でピッチに立つ機会はなかったが、練習などに参加したことは本人にとってもプラスになったようだ。
「球際の部分は(ヴァイッド・ハリルホジッチ監督に)言われましたね。強く行けと。紅白戦をやって、スピードも速いなと思いました」と語った。ちなみに、他選手との交流に関しては川崎Fのチームメートの陰の支えがあったと言う。
「(A代表には)フロンターレの人と知り合いの選手が多かったんです。(大久保)嘉人さんも気を利かせてくれて『僚太をよろしくな』と連絡をしてくれていたみたいで。それでいろいろと話しかけてくれる人もいて、良かったです」と大久保の“アシスト”に感謝を述べた。
川崎Fは5日に試合がなかったため3連休があったが、それを知った大島は「いいなと思いました(笑)。早く休みが欲しいですね」と、冗談交じりに疲れ気味であることを明かした。Jリーグでは鹿島、浦和とともに激しい優勝争いを繰り広げている川崎F。今週末の横浜FM戦ではほぼ確実に先発出場が見込まれる。「ここから意識して硬くなるのもよくないと思うので、そこは意識せず、今までどおり責任を持ってやったらいい」。
川崎Fの背番号10は、日に日に頼もしさを増すばかりだ。
(川崎F担当 竹中玲央奈)
2016/06/09 20:29