日本代表帰りの柏木陽介が、“個人9連戦”について語った。
3日のブルガリア戦はフル出場、7日のボスニア・ヘルツェゴビナ戦は先発で前半45分間のプレーと代表戦2試合を終えて浦和に戻って来た柏木。浦和は11日の鹿島戦から5連戦に突入するが、柏木自身は5月25日のFCソウル戦から中3日で29日の鳥栖戦、そして中4日と中3日で代表戦と、すでに4連戦をこなしている。仮に浦和での5連戦も全試合に出場するとなれば9連戦だ。
柏木は9日の練習後もやや疲れの残る表情を見せていたが、連戦について質問が出ると「言い訳にならない」とバッサリ。「疲れが出るまでは100%でやる」と言い切った。ただ、いくらチームに不可欠な存在であろうと、9連戦をこなすのが難しいことも、コンディションが悪い状態で試合に出ることが望ましくないことも理解している。連戦は総力戦になるが、柏木も「みんなを信じている」と仲間に託す部分は託すつもりだ。
ただ、まずは11日の鹿島戦、この試合は先発出場が濃厚だ。「お互いにとって山場。ここで勝てれば年間を通して戦っていける自信になるし、もちろん1stステージ優勝への自信にもつながる」。代表チームでも存在感を発揮している柏木が、今度は“浦和の太陽”として輝きを放つ。
文:菊地正典
(浦和担当 菊地正典)
2016/06/09 17:45