(キャプション)髙萩(右端)はかつて広島で森脇(左から二人目)らと一緒にプレーした
18日、浦和がACL決勝ラウンド16・第1戦、ホーム・埼スタでのFCソウル戦に臨む。浦和にはFCソウルの高萩洋次郎との戦いを心待ちにしている選手たちがいる。高萩は広島ユースから二種登録での出場を経て04年にトップ昇格。ペトロヴィッチ監督の指導を受け、西川周作、槙野智章、森脇良太、柏木陽介、石原直樹、李忠成とともにプレーした。
「仲が良かったし、練習や試合以外でも1年のうち300日ぐらい一緒にいた」と言うのは柏木。「日本よりタフな試合をやっていると思うし、当たりは強くなっていると思う。ただ、そういう中でも淡々とプレーしているところが良い」と高萩を評価した。
また、西川はFCソウルの印象を聞かれて一言目に「洋次郎がいる」と言うと、「(対戦は)楽しみっす。(高萩が)移籍してから初めての対戦だし、代表に入るか入らないかと言われるぐらいまで来ている。4年間一緒にやってきた仲間でもあるので、非常に楽しみ」と白い歯を見せた。
ただ、旧友ではあるが当然、今回は打ち負かさなければならない相手。柏木は「視野が広いし、技術も高い。ワンタッチで入れてくるボールをケアしないといけない」と警戒すると、西川も相手FWアドリアーノとダムヤノビッチの得点力について問われると、「SBから洋次郎に入って洋次郎がすぐ縦に入れて、というパターンもあるが、ボールを出す選手に対して厳しく行ければ彼らに良い形でボールが渡ることはないと思う」と、彼らへパスを送る高萩を警戒していた。
ライバル心が強い日韓対決における日本人対決。まず埼玉の地で歓喜するのはどちらか。
(浦和担当 菊地正典)
2016/05/16 16:25