京都U-18から今季トップ昇格したFW沼大希のデビューの日が、いよいよ近付いてきたようだ。J2第9節・徳島戦以降、4試合連続でベンチに入っていた沼だが、ここまで出番はなかった。だが、13日の紅白戦では、イ・ヨンジェが疲労回復のために別メニューに回ったこともあって主力組でプレー。15日に行われる愛媛戦でのプロ初出場に期待が高まっている。
先月22日に19歳になったばかりの沼は、2種登録されていた昨季から「なぜか沼が点を決める」と石丸清隆監督が評していたほどの得点感覚に長けたストライカー。「まずはチームが勝つことが一番だし、自分を犠牲にしてでも、まずは守備からチームを助けたい」とチームプレーを第一に考える沼本人も、「出るからにはゴールを奪うことにもこだわる。裏に抜けてゴールするイメージが持てているし、決める自信はある」と、初出場初得点をどん欲に狙っている。
さらに、沼には頼もしい味方が。紅白戦で2トップを組んだFWエスクデロ競飛王が、「沼は初出場か…。そんな時期が自分にもあったね(笑)。練習試合では何度も一緒にやっているし、特長は分かっている。できるだけサポートしてあげたいし、得点を取らせてあげたい気持ちもある」とコメント。「沼がスタメンで出るなら、自分の(京都での)初ゴールは1試合持ち越してもいいよ(笑)」とまで話し、期待のルーキーへのサポートを約束している。
(京都担当 川瀬太補)
2016/05/13 18:02