3月の練習中に右ひざ前十字じん帯の損傷という大けがを負った菊地俊介。手術を行った影響でチームから離れていた時期もあったが、4月の中旬に合流。いまはリハビリ生活を送っている。
13日は3週間ぶりにトレーニング場へと足を運び、トレーナーとともに軽い運動等で汗を流した。菊地は「いまはメニューを増やしながらやっていて、上半身ばかりだけど、歩行もだいぶスムーズにできるようになってきた。走りたいけど、そこまでいくには1カ月ちょっとかかると思う」と近況を報告。「みんながサッカーをしている姿を見るとやっぱり寂しくなる。でも、逆にそれをモチベーションに変えないといけないし、自分がグラウンドに戻ったときに存在感を示していかないといけない。いろいろなことをイメージしながらリハビリしている」と思いを語った。
初勝利を挙げたJ1・1st第9節・横浜FM戦は現地で観戦。「自分が試合に出ているときより、最後のアディショナルタイムは長く感じたし、緊張した。ひざが痛いのに最後は立って見ていました(笑)」と激闘を振り返る。そして、「勝っても負けても変わらずに、去年や一昨年もそうだったけど、常に100%で練習しているので、そんなに心配していない」とチームへの信頼を語る菊地。試合に出られない歯がゆさを感じながらも、一歩ずつ復帰に向けて歩みを進めていく。
(湘南担当 林遼平)
2016/05/13 18:30