東京Vがトレーニングを行なっている多摩市立陸上競技場に小さな応援団が現れた。
その正体は小学生たち。近隣の多摩市立永山小学校と多摩市立諏訪小学校の生徒たちが、遠足と地域巡りの一環として見学に訪れ、観客席から選手たちへエールを送った。
その声援に応えたのが高木大輔だ。トレーニングが終わったこともあり、観客席に上がると、サプライズでファンサービス。ハイタッチや一緒に写真を撮ることで、たくさんの小学生と触れ合った。
子供たちとの交流を振り返り、高木大は「サッカーが好きかどうかは分からないけど、ああやって『ヴェルディ頑張れ』と言葉にしてくれる子たちがいるし、『頑張ってね』と声をかけてもらった。これからも応援してもらえるようになりたいし、そのためにも勝ってまた来てくれるようなチームになりたい」と言葉を連ねた。
そして、その思いは週末のJ2第13節・金沢戦(15日)に向けられる。「ホームでなかなか良い試合ができていないし、今度はアウェイだけどたくさんの人が応援に来てくれると思う。何としてもその期待に応えたい」。「勝つことが最優先」と語る下位に位置する金沢とのアウェイゲーム。子供たちからもらった声援を力に変え、強い思いを胸に背番号18は勝利をつかみにいく。
(東京V担当 林遼平)
2016/05/12 19:03