リオ五輪を戦うU-23日本代表のCB、神戸のDF岩波拓也は15日、前日夜(日本時間)に決定したグループリーグの対戦相手に言及。そのうえで、「メダルを掲げる以上はグループリーグは突破しなければならない」とあらためて強い意気込みを伝えた。
日本はグループリーグでナイジェリア、コロンビア、スウェーデンと対戦する。岩波は「ナイジェリアは身体能力が高いし、ジャンプ力、スピードのある選手がいる。コロンビアは南米のうまさや賢さがある。日本がW杯ブラジル大会でやられた相手だし、そのときのメンバーもいる。楽しみですね」とはやくも武者震いする心境を語り、「スウェーデンは、オーバーエイジでイブラヒモビッチという話が出てる…」と冗談めかして話しながら、「やりたいですね」と闘志がはやった。
ナイジェリアとスウェーデンはそれぞれアフリカ、ヨーロッパの王者であり、日本が入ったB組は一部では″死のグループ″とも称され、厳しい戦いが想定される。ただ、「自分たちもアジアで優勝して自信を持っている」と剛毅さを失わない。そのうえで、「まだまだだと思っているけど、向こうにはプレッシャーがあると思う。日本には負けられない、ここ(日本戦)で勝ちを取ると考えると思うし、そこは逆にチャンスになる」と冷静に分析した。
そして、「自分たちには得るものが多く、失うもののほうが少ない。思いっきり行くだけですね。メダルを目標に掲げる以上はグループリーグは突破しなければならない」と目標達成への強い意気込みを伝えている。
写真:六川則夫
(神戸担当 小野慶太)
2016/04/16 07:01