町田は4日のJ2第6節・札幌戦(2○0)に勝利し、2位に浮上した。しかしそんな中でも相馬直樹監督は「22番目」を強調する。
「2位」という今の立ち位置をどう捉えるか?そんな記者の問いに対して、指揮官は歯切れよく「22番目ですよ!」と言い切った。相馬監督が昨季のJ2・J3入れ替え戦直後から繰り返し強調しているのは「われわれは一番最後に今年のJ2で戦う資格を得たチーム」という現実だ。
クラブの経営規模を考えても、相馬監督が謙遜をし過ぎているわけではない。ギリギリの、全力を出し切る試合を一つひとつやって、さらにさまざまな巡り合わせがあった末につかんだ今の順位。仮に過信や勘違いが起こったら、町田は簡単に崩れてしまうだろう。
監督も「(2位は)うれしいことですけど、別に今の順位がすべてを表しているわけではない」と浮かれがちな周囲を戒めつつ、「周りの見方が変わってくるところはあると思うけれど、自分たちは足をすくわれないように、きちんと足元を見つめてやらないといけない」と強く訴えていた。
文:大島和人(エル・ゴラッソ町田担当)
(BLOGOLA編集部)
2016/04/06 16:35