28日、村上和弘の今季限りでの現役引退と、仙台のアカデミースタッフ就任が決まった。村上は11月中旬の時点で、選手としての今季限りの契約満了と、アカデミースタッフの打診を受けていたが、現役続行を視野に入れて合同トライアウトに参加。「選手としても人間としてもやり切った」(村上)が、その後のコンディションを考えて、25日の夜に自ら現役引退を決断したという。
「言い訳したいこともたくさんあるけれど、自己分析と周囲の評価を照らし合わせて『ここが終わりかな』という結論に至った」と、記者会見で語った村上。選手生活で出会った仲間や指導者、そして家族に感謝して、「17年もできたことに自分自身が驚いています。自分をうまい選手と思ったこともないのに」という現役生活に別れを告げた。会見後、村上は家族から花束を贈呈され、一緒に花束を選んだという山本大貴と杉浦恭平とともに、クラブハウス前で記念写真を撮影していた。
(仙台担当 板垣晴朗)
2015/12/28 18:06